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え!?著作権侵害!?どっからがNG・OK?著作権違反を避ける秘訣とポイントとは

f:id:ad-ftbdesign:20161209193209j:plainみなさん一度は聞いたことがありますよね。

著作権

世の中にある音楽や小説・雑誌・絵画・写真・映像…ありとあらゆるものが
その「著作権」の対象となります。
著作」は基本的に、その「著作」を作った「著作」を守る為にあるものです。だから勝手に使ってはいけないということになります。

なんか「著作著作・・・ばっかり」ですね。

簡単に説明すると

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1.まずイラストやデザイン、音楽など
その人自身で生み出したモノを著作物」と言います。 

2.そしてその著作物を作った人のことを著作者」といい。

3.著作著作を商売に利用したり、自分の作品としてWEBページに公開することができる権利を持っています。
もちろん改変や修正を加えたりすることも自由!この権利のことを
著作権といいます。

ではどういう場合に著作権を侵害してしまうのか

ポイントは営利的な目的で使用した場合に、著作権を侵害してしまうケースが多く出てきますが、実は購入・使用する側にも注意が必要です。

・ケース1【海賊版
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海賊が作るから「海賊版」という名前がつけられているのではありません。
名前の由来は英語からきていると言われています。海賊版は英語で「pirated edition」と翻訳されます。英語の「pirate」パイレーツには「海賊」という意味とは別に「他人の財産を略奪する」という意味も含まれています。だから日本ではpirated edition」を直訳して海賊版と呼ばれるようになりました。

 

ここから本題…前置きすみません。

海賊版とは、著作者や製作者が創作したソフトウェアや映像・音楽などを無許可で複製し、販売・流通されたもののことを言います。f:id:ad-ftbdesign:20161221163123j:plain

特に悪質な海賊版は、他人が作った著作物をコピーまたは複製し利益を上げる行為です。もちろん犯罪です。また、販売・配信されている商品が海賊版と知りながら、パソコンにダウンロードするほか、DVDなどのコピー防止機能を解除して、自分のパソコンに取り込む行為についても違法となります。

これは購入・入手する側も注意しなければなりませんね。

・ケース2【文章・イラスト】

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音楽や映像に著作権があるように、文章やイラストにも著作権があります。
要するに「無断コピペ」してはダメ!ということです。他人が作った文章をまるで自分が書いたようにインターネットの記事に載せたり、公開してはいけません。(私用のためだけならOKの場合もあります)

ですが、どうしても他人が書いた文章を借りないと、今書いている文章が成立しない!なんて時に使われるのが「引用・転載」です。 

ブログやネットのニュース記事を見ていると「引用・転載」なんて文字がでてくることがありますよね。法律違反(著作権侵害)にならないように他人が書いた文章やイラストを使いたい場合に使われるのが「引用・転載」です。

引用・転載の違い

その違いとは、他人から文章を借りてくる「割合」によって変わります。

引用の場合
引用は自分が書いている文章(著作物)の中で「従たる範囲」で引用しなければなりません。

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もちろん、引用はあくまで補足扱い。引用を使う必要性がなければなりません。
例えば、自分が書いている文章に対して対比をさせる目的などで、他人が書いた文章を引用してくるといったケースに必要性があると判断されます。
法的には著作者に対して無断で引用できますが、なんでもかんでも引用して自分が書いている文章量や質より上回ってしまうと、それは引用にはなりません。

引用の注意点

・引用するにあたり必要性があるか
・質、量共に、引用されている著作物が引用先の情報より上回っていないか
・引用してきた部分が明確にわけられているか
・引用元が公表された著作物であるか
・出所を明示しているか
・意図的に改変・編集がされていないか

 

転載の場合
転載は自分が書いている文章(著作物)の中で「従たる範囲を超えて」他人が作った著作物をコピー・複製することを意味しています。

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引用とは違い、転載するには著作者の許諾が必要です。ここを勘違いされている方が多くいますが、引用または転載と書いていれば他人の文章を勝手に使っていいと言うわけではありません。

転載の注意点

著作者の許可(許諾)があるか
・転載してきた部分が明確にわけられているか
・転載元が公表された著作物であるか
・出所を明示しているか
・意図的に改変・編集がされていないか

例外的に官公庁などが一般的な周知目的で作成したものに対しては、無断で転載することができます。(転載禁止の表示がない場合)

上記で説明した通り法的には「無断引用はOK」だが「無断転載はNG」ということになります。ですが最近では「無断引用禁止」と表示があるブログやインターネットの記事などもあるので、他人の文章やイラストなどを使う場合は注意が必要です。安易に考えて引用や転載を使ってしまい、著作元の怒りをかうようなことをしてしまった場合は、思わぬトラブルに巻き込まれるかもしれません。

 

 ・ケース3【観光名所やキャラクター名】

これはみなさんわかっていることだとは思いますが、キャラクターのイラストやデザインを無断で使用してはいけません。では…その名前は?建物の名前は?写真は?文章中にキャラクター・商品の名前が出てきたり、目印として大きな観光名所があるから使ってもいい!というわけではないのです。もちろん観光名所の写真も無断で使ってはいけないものもあります。

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キャラクター・商品名、写真の場合

実は一般的に商品やキャラクターは著作物とは言えません。ですから、たとえ無断でキャラクター名を使用されても著作権で保護することはできないのです。そこで重要になってくるのが「商標権」 です。

商標権は商品やサービスを提供・販売する側のと言ってもいいでしょう。

その商標権のことを知らずに名前や商品名を使ってしまうと「商標権侵害」という罪になってしまいます。

 

商標権侵害になる場合

単純に商標登録されている商品やキャラクターを私的に利用しているか、それとも利用した本人などの利益のために利用しているかで話は変わってきます。

著作権・商標権に厳しい版権所有会社は
ディズニー、サンリオ、円谷プロ任天堂などが有名です。

特に有名な話では、
ある学校で卒業記念に生徒みんなでプールにミッキーのイラストを描いたらしいのです。それがディズニーから告訴され、絵の削除と損害賠償を求められたなんて話もあります。

この話はだいぶ昔…1987年のことだったので、当時日本全国に衝撃が走りました。実際ディズニー側に「許可」を出していれば問題はなかったのですが…(ディズニー側の回答も「始めから許可を申請してくれていれば…」と)
結果的に学校の生徒たちが約2ヶ月かけ完成させたミッキーのイラストは、ディズニー側の命令で消されることとなりました。


この事案を紐解いてみると、学校という公的機関とディズニー側になんの接点もないにも関わらず使用されていたということと(ディズニーのイベントが開催される、またはディズニーの施設ができたのではないかと誤認される可能性がある)、さらに使用したプールでは近隣住民や不特定多数の目に触れる場合があったためとも言われています。※他の見解もあるようです

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「じゃあ!私的に描いたキャラクターのイラストも商標権でひっかかるじゃないか!」

と言われそうなのでお答えしておきます。本当に私的なら大丈夫です。ですが、このようなインターネット(不特定多数が観覧できる状態)で載せてしまうと著作権または商標権侵害で訴えられる可能性があります。ですから、あくまでオリジナル、自分が誰の真似でもない自分自身で生み出したものではなくてはならないのです。

 

よくTwitterFacebookといったSNSで、アニメやゲームのキャラクターを描いて投稿している人がいますが、そのほとんどが版権元に許諾を得ていない場合が多いので、本当は著作権と商標権の侵害をしているといってもいいでしょう。ですが、企業側も宣伝や告知にもつながると考え、黙認している場合が多いのは事実です。

 

同人誌

現代における同人誌の定義は「漫画やアニメ・ゲームの二次創作物」といったカテゴリーですが、昔は違いました。その話をすると長くなるので、同人誌が著作権・商標権違反にならないのかだけ説明させてもらいます。

「ハッキリ言ってクロです」

それはそうですよね。実際は黒に近いグレーとも言われていますが、確実に版権所有会社が裁判を起こしたら同人誌作家は敗訴するでしょう。

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でもこんな面白い話もありました。

ある同人誌作家がいました。その作家はコミケ(コミックマーケット)で自分が作成した同人誌を販売しました。すると数日後、自分の作成した同人誌が無断でコピーされ、知らないところで販売されていたり…webで全てのページが公開されていました…。そう、この時問題になったのが…

 

二次元創作のものには著作権があるのか?という問題です。

もともとのキャラクターやデザインなどの著作権・商標権は版権所有会社が持っている状態で、作家がそのキャラクターを作中に登場させた同人誌を販売。しかし、その販売した同人誌が作家の知らないところで無断で複製され商品としてネットまたは店頭に並んでいた。

これは、弁護士によって見解は様々なようです。
結果的に版権所有会社から作家に対しての訴えがない状態でなおかつ、作家がその複製している人に対して裁判を起こした場合では、作家側が勝訴する確率が高いと言われています。

理由は、キャラクターやデザインに対して作家の著作権は限りなく「ない」に等しい状態ですが、そのストーリーや漫画にしたコマなどを創作したのは、作家自身です。ですからその作品を無断で複製・コピーしてはいけません。という見解です。
※弁護士によって違う見解の人もいると思います

 

「じゃあ!着ぐるみはどうなんだ!」

という声も出てきそうなので答えておきますと…

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引用:Amazon CAPTCHA

例にあげているミッキーの着ぐるみは、着ぐるみを作る会社がディズニーに許諾を得て作成しています。さらにその販売ルートはその許可のもと行われているため、ディズニーの許可の元商品が売買されているので、なんら問題はありません。

ですが、注意が必要です。今回の写真も「引用」という形で載せてはいますが、商品のイメージを「著しく損なう書き方や紹介」の仕方をしてしまうと、逆に訴えられたりする場合もあります。

キャラクターや商品名を使う時の注意点

・商標登録がされているか
・企業やキャラクターのイメージを損なっていないか
・使用するための許可を得ているか
・使用するための条件を満たしているか(許可を得る場合に版元から指示があります)

建物の場合 

建物自体には著作権はあるのかという問題です。結論から言いますが、
建物自体には著作権はありません。
写真を撮影しても名所として使っても問題はありません。ですが、建築芸術のような創作性を備えたものに関しては、一部著作物になる場合があります。

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またその建物の版権所有会社から「無断で使用、または写真を撮ってはいけません!」
という注意があれば、もちろんですが確認・許可をとってからでなければ、使用してはいけません。また、公道からその建物自体が写り込んでいる写真は何の問題もありませんが、その建物の敷地内での撮影は、当然のことながら許可が必要です。

 地図の作成について

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著作権はざっくり言うと「著作物」に対し思想または感情を創作的に表現したものになります。しかし建物名などにはその創作的にという部分が当てはまりづらいと言えます。したがって

マップで名所を使うには問題ないと言えます。

ですが、マップのデザインや表現方法などを真似してしまうと、著作権違反になる可能性があります。

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また建物名の場合、著作権よりも商標権自体の効力の方が強いと言っていいと思います。例えば、「東京スカイツリーまんじゅう」という建物名を使用した商品を勝手に販売した場合、東京タワースカイツリー株式会社(版権所有会社)から訴えられてしまうでしょう。

 

まとめ

このように「著作権」と一言で表しても、様々な角度から見ることができ、それぞれに注意しなければならないことが沢山あります。だからこそ、「上手に人の作ったものを使う」のではなく、「その作った人に敬意を払い、使わせていただく」気持ちが大切なのかもしれません。
私たちが普段触れる音楽や小説・雑誌・絵画・写真・映像…は、誰かが一生懸命頭を働かせ、体を動かし、形にしています。
もし自分が逆の立場だったら…自分が一生懸命作った物をほんの数分でコピーされ販売されたり、そのコピーした相手がまるで自分で作ったかのように世の中に公表されたら、嫌な気持ちになるのは当然ですよね。
今回は文章が長くなってしまったので、著作権に関わる全てのことをお伝えすることはできませんでしたが、また、機会があればお話したいと思います。

 

執筆:sakura